知っておきたい!基本用語13

【太陽光発電】

太陽の光エネルギーを直接電気にかえて使用する発電方法。

【太陽電池】

 『電池』という名はついているが、乾電池のような蓄電機能はない。いわば”発電所”。太陽光によって、電気を生みだす。使用されるざいりょうとしてはシリコンが主流だが、ほかにもいろいろな種類がある。

【モジュール】

太陽電池の基本単位。市販品は、このモジュール単位で製品化されている。いわゆる『太陽電池パネル』『太陽電池モジュール』とも。

【セル】

太陽電池の本体。モジュールは、セルを何枚も並べて作られる。

【架台】

モジュールを屋根などにとりつけるための台。一般的には、鋼やアルミ合金製が多い。建材一体型の場合は不要となる場合もある。

【アレイ】

複数のモジュールを機械的、電気的に架台にとりつけた太陽電池群。

【パワーコンデショナー】

太陽電池から発生する直流電流を制御し、家庭用の交流電流に変換する装置(日本の家庭は交流電流用として設計されている)。電力会社からの配電線に悪影響をあたえないようにする保護装置も内蔵。

【太陽光発電システム】

太陽電池のアレイ、パワーコンデショナー、配線、各種の電力計などで構成される。アレイで光を直流電流に、パワーコンデショナーで直流電流を交流電流に変換し、住宅内や系統に供給する。

 

【変換効率】

太陽電池の性能をあらわす指標の一つ。太陽電池が受けた光エネルギーの何パーセントを電気エネルギーにかえることができるかを示す。セル単位で計測した『セル変換効率』と、モジュール単位で計測した『モジュール変換効率』がある。

【系統】

電力会社の配電線網のこと。太陽光発電のシステムは、系統連系システムとつなげることで、発電した電力を電力会社に売ることができる。

【蓄電池】

電力を貯蔵することができる電池。バッテリーとも。

【kW】

1秒間あたりの電気エネルギー。太陽電池の出力や太陽電池の生産量に使用される。出力の数値が大きい方が、発電量は多くなる。

【kWh】

電力に時間をかけたもの。消費電力、発電電力の積算値に使用される。たとえば、出力2kWWの太陽電池で3時間発電した場合、2×3=6kWhの発電量となる。


導入前の基礎知識